ソフトB・工藤監督 右の大砲・真砂の強打復活へ異例の打撃指導 後半戦逆襲へ貧打解消狙う

[ 2021年7月21日 05:30 ]

練習を見守る工藤監督
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 ソフトバンク・工藤監督が22日、売り込み中の右の大砲に異例の打撃指導を施した。ペイペイドームでの全体練習で、フリー打撃中にロングティーを続ける真砂の動きを止め、自ら左打ちで素振りをしながら、下半身主導の強振に変えた。

 「技術ではなく、体の使い方ね。どちらかと言うと上(半身)で動いちゃうので下から動くことを意識した方が、彼の飛距離を考えると伸びていくので」

 師匠の柳田譲りの長打力が魅力だが、今季ここまでキャリアハイの71試合に出場し1本塁打で28安打と、巧打者の印象が強くなった。「彼の一番いいところは長打。そういう選手なのに当てにいくと魅力が消えちゃう。そうなってほしくない」と、強打復活に期待する。

 グラシアルが負傷離脱中。デスパイネ、バレンティンも不調で、長打力がある外野手が必要な現状がある。チームは5月下旬からの貧打が響き、貯金0のBクラスターンとなった。そのため、後半戦に向けて阪神から中谷、独立リーグからアルバレスを補強し、右の外野手争いは激化。真砂は「下半身始動の打撃だったり、隙を見せないように技を磨くことしか考えてない」と気を引き締めた。(井上 満夫)

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