【五輪野球出場国戦力分析2】メキシコ チーム象徴はメジャー317発大砲・ゴンザレス

[ 2021年7月21日 05:30 ]

メジャー317本塁打のゴンザレス(ロイター)

 チームの象徴となるのはメジャー通算317本塁打のゴンザレス。パドレス、ドジャースで長く活躍した39歳のレジェンドは今季終了後の現役引退を表明しており、野球人生の集大成として臨む。同98本のエスピノサも34歳とベテランの域となったが侮れない。

 NPB経験者たちが脇を固める。主軸候補だったロッテのレアードは直前で代表を外れたが、元阪神・ナバーロ、元広島・ペーニャ、元オリックスでドーピング規定違反後に契約解除のメネセスらがそろい、日本野球の特徴をチームに伝える。

 投手陣は代表常連でメジャー通算73勝の39歳ベテラン左腕ペレスが今回も健在。メキシコ代表として過去4度のWBC全てに出場しており、国際大会の経験は豊富だ。BC茨城の右腕バルガスは最速155キロを誇る。出場チーム中最多の12投手を登録していたが、出発直前に2投手が新型コロナウイルスに感染した影響がどう響いてくるか。野球大国として知られるが、野球競技は五輪初出場。最初で最後のチャンスにチームは燃えている。

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