サンチェス、背信の3回途中4失点降板 7連勝中の巨人、先発投手がそのまま勝利投手に…はストップ

[ 2021年6月29日 18:48 ]

セ・リーグ   巨人―広島 ( 2021年6月29日    東京D )

<巨・広(12)>3回途中でマウンドを降りるサンチェス (撮影・森沢裕)
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 巨人の来日2年目右腕、エンジェル・サンチェス投手(31)が広島戦(東京D)に先発登板。初回に先制2ランされると追いついた直後の2回にも2点を失うなど3回途中6安打4失点で降板し、今季6勝目を逃した。

 前回登板した22日のDeNA戦(金沢)では6回6安打1失点で5月22日の中日戦(バンテリンD)以来ちょうど1カ月ぶりとなる5勝目を挙げたサンチェスだったが、チームの8連勝が懸かったこの日は初回にいきなり相手主砲・鈴木誠から先制の左越え2ランを被弾。その裏、こちらも負けじと主砲・岡本和が相手エース大瀬良から右越え22号2ランを放ってあっという間に同点としたが、直後に勝ち越しを許した。

 2―2と追いついてもらった直後の2回、サンチェスは先頭・林をいきなりストレートの四球で歩かせると、続く安部の二ゴロで北村が一塁へ悪送球。野間の右前打で無死満塁とされると、相手先発右腕・大瀬良に今季初安打となる二塁への適時打を許して勝ち越され、さらに西川にも二塁への適時打を打たれて4失点となった。そして、2―4で迎えた3回も1死から坂倉に中前打された後で林を2打席連続の四球で歩かせ、一、二塁。ここでベンチから原監督と桑田投手チーフコーチが出てサンチェスは降板、同時に北村も交代となった。

 サンチェスの投球内容は2回1/3で打者15人に対して52球を投げ、6安打4失点。1三振を奪い、与えた四球は2つだった。

 なお、サンチェスをリリーフした2番手左腕・戸根が後続を打ち取り、この回を無失点に抑えている。巨人は現在7連勝中。その間、すべて先発投手がそのまま勝利投手となっていたが、その記録は途切れた。

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2021年6月29日のニュース