大谷翔平 2戦連発26号ソロ「しっかり振れた」 両リーグトップタイ ヤンキースタジアム初アーチ

[ 2021年6月29日 11:03 ]

ア・リーグ   エンゼルス5ー3ヤンキース ( 2021年6月28日    ニューヨーク )

初回に先制ソロを放った大谷(AP)
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 エンゼルスの大谷翔平投手(26)は28日(日本時間29日)、敵地でのヤンキース戦に「2番・DH」で先発出場。第1打席で26号本塁打を放ち、両リーグトップタイに浮上した。5打数1安打1打点で、試合はエンゼルスがヤンキースを5-3で下した。

 初回、ヤンキースの先発右腕・キングが投じた内角低めをとらえて右翼席に運び、先制ソロとなった。打球速度は今季自己最速となる117.2マイル(約188.6キロ)だった。MLB公式サイトによると「スタットキャスト」が導入されて2015年以降球団最速記録となった。いきなりのアーチにヤンキースタジアムのファンからは悲鳴にも似た大歓声が挙がった。

 2戦連発となり、ヤンキースタジムでは初の本塁打。両リーグ本塁打トップのゲレロ(ブルージェイズ)に並んだ。3回の第2打席は中飛、5回の第3打席は空振り三振、6回の第4打席は見逃し三振、9回の第5打席は二ゴロだった。

 ヤンキースタジアムでのプレーは18年5月25日から27日の3連戦以来3年ぶり。前回は打者として3戦全てに出場し、9打数無安打で4四球。田中将大(現楽天)との対戦では2打数無安打2三振1四球、トータルでは9打数無安打だった。この日は、ヤンキースなどで通算251勝を挙げたCC・サバシア氏やNBAのスーパースター、ケビン・デュラント(ネッツ)らが観戦。スターたちの前で強烈な一発を披露した。

 前回27日(日本時間28日)のレイズ戦では「2番・DH」で出場し、9回に2試合ぶりの25号ソロを放つなど、4打数3安打2打点と活躍した。ここまでの打撃成績は72試合256打数71安打、59打点で打率・277。25本塁打、11盗塁だった。

 ▼エンゼルス・大谷 (本塁打の感触は)1回だったので、良い打席にしたいと思って行きましたけど、良いところに(球が)来た。しっかり振れて、結果良くできたのでよかった。(ベーブ・ルースの故郷、ヤンキースタジアムでのプレーすることについて)名実共に世界一のチームだと思う。そういうところでプレーできるのもすごい光栄ですし、何回も来ることはないと思うけど、数少ない打席の中で結果が出たのが良かった。

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