ヤクルト・村上が2発、ドラフト制以降最年少で両リーグ10号一番乗り

セ・リーグ   ヤクルト11―14巨人 （ 2021年4月27日    神宮 ）

＜ヤ・巨＞9回1死一塁、村上が2ランを放つ（撮影・村上　大輔）
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　ヤクルト・村上が、また球団史に名を刻んだ。今季初の1試合2発。球団の日本人選手では初の両リーグ10号一番乗りとなった。

　まずは4点を追う2回に先頭で中堅左に9号ソロ。「（失策を）絶対、取り返そうという気持ちで打席に入った」。初回2死満塁の三塁守備で適時失策。2者を生還させた反省の思いもバットに込めた。

　6点を追う9回にも左中間に10号2ランで「後ろにつなぐ気持ちで打席に入った」と胸を張る。7回に9号アーチを放っていた山田を再び突き放し、3年連続2桁に到達した。

　昨年7月以来の無観客試合で今季初の村上＆山田のアベック弾も連勝は5でストップ。高津監督は「（無観客で）いろんな音が聞こえて、野球らしさと、ちょっとやりにくさ（もあった）というところが正直あります」と表現していた。（川手　達矢）

　≪21歳2カ月で達成≫21歳2カ月の村上（ヤ）が両リーグ10号一番乗り。チームでは99年ペタジーニ、03年ラミレス、11、12、14年バレンティンに次いで4人目（6度目）。日本人では村上が初めてだ。また、両リーグ10号一番乗りの最年少到達は53年中西（西鉄）の20歳1カ月だが、ドラフト制以降では77年田代（大洋）の22歳9カ月を抜く最年少記録になった。