楽天・則本昂とオリ山本の息詰まる投げ合いは0―0のドロー 則本昂は「負けなかったのは良かった」

[ 2021年4月28日 21:08 ]

パ・リーグ   オリックス0―0楽天 ( 2021年4月28日    京セラドーム )

<オ・楽5>8回、オリックス打線を無失点に抑え、吠える則本昂(撮影・平嶋 理子)
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 無観客の中で両先発が息詰まる投げ合いを演じ、パ・リーグでは今季初のスコアレスドローに終わった。楽天の先発・則本昂は立ち上がりからエンジン全開で「初回から飛ばした」と振り返るように、最速156キロの直球とフォークを軸にしながら相手打線を翻弄(ほんろう)した。

 「相手が山本君だったので、シビアな試合になると覚悟してマウンドに上がった。ロースコアになると思ったので、先に点はやれないと思って投げた。内容も含めて良かった。勝ちきりたかったけど、負けなかったのは良かった」

 ともに最速は156キロで、一歩も譲らなかった。9回3安打無失点で完投した相手先発・山本に負けじと、則本昂も8回2安打無失点。9回のマウンドは守護神・松井に託した。「7回ぐらいからコントロールのばらつきがあった。そのまま(9回も)いくより、松井が投げた方が0で抑えられる可能性が高いと思った。チームが勝つためにどうするのか。小山コーチと相談して決めました」と則本昂。石井監督は「相手のエースと投げ合えるだけのパフォーマンスをしっかり出してくれた」と力投を労った。

 28日に続いて2試合連続の引き分けでこのカードを終え、30日からは本拠地・楽天生命パークでロッテを迎え撃つ。

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