阪神の「新成人コンビ」が決意表明 小幡「争いに食い込みたい」川原「1軍に呼ばれるシーズンに」

[ 2021年1月15日 05:30 ]

藤原オーナー(中)から成人式の記念品を授与された阪神・小幡(左)と川原(阪神球団提供)
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 阪神・小幡竜平内野手(20)が川原陸投手(20)とともに西宮市内の球団事務所で藤原崇起オーナー兼球団社長(68)から成人式記念品を授与され、「20歳の実感はない。それよりも今年はレギュラーを獲りたい気持ちが一番ある」と決意を込めた。

 「もちろん、まだまだ。でも、木浪さんを脅かすじゃないけど、争いに食い込みたい。アピールしたい」

 高卒2年目の昨季は54試合に出場し、うち37試合で先発を経験。阪神では97年の浜中以来、23年ぶりの10代野手安打も記録して注目を集めた。

 「そのためにも守れること。そして打たないと。一番は守備に置いてやっています」

 鳴尾浜球場での自主トレでも捕球時の右足の動きに神経を配った。昨季9失策(二塁4、遊撃5)はチーム最多。「球から離れたら体も流れる。右足は意識してやっている」。キャンプでも川相臨時コーチへの師事を熱望した。

 地元大分のオンライン成人式では「目標を持って一緒に頑張ろう」とメッセージを送った。目標に迷いはない。

 ≪川原 3年目の飛躍誓う≫川原は3年目の飛躍を誓った。「今年は2軍でしっかり結果を出して、1軍に呼ばれるシーズンにしたい」。昨季は2軍公式戦でデビュー。秋のフェニックス・リーグのロッテ戦では先発で5回3安打無失点に抑え、平田2軍監督からも期待される左腕だ。オフもソフトバンク・和田の動画を参考にフォーム改善に取り組み、「いいところを取り入れ、体重(現在87キロ)も増やして、キャンプまでやっていきたい」と意気込んだ。

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2021年1月15日のニュース