巨人・桑田コーチ 「常識を疑い」「考える」指導哲学 現役時代いち早くアイシング導入

[ 2021年1月15日 05:30 ]

グランド入りし、原監督(右)に挨拶する桑田コーチ(撮影・森沢裕)
Photo By スポニチ

 巨人・桑田コーチの指導者としての軸は「常識を疑うこと」だ。13年1月、東大野球部のコーチとしての初指導では、学生たちに元巨人・沢村栄治の投球写真を見せて「沢村さんは足を上げたときに、右肩を下げてバランスを取っている」と説明した。

 一般的に肩を平行にして投げることを教わることが多いが、自身も右肩を下げたフォームでPL学園1年時から飛躍。「考えることが大事。常識を疑い発想を転換して、いいフォームをつくろう」と熱っぽく語った。

 「投手は肩、肘を冷やすな」と言われた現役時代、いち早くアイシングを導入。ウエートトレーニングや、水泳もこなし「いいと思うものは取り入れたかった」と、プラスになりそうなものには果敢に挑戦した。若い世代に「頭球術」を教える。(川島 毅洋)

続きを表示

2021年1月15日のニュース