マー君FA移籍先に“大補強中”のパドレス浮上 ダル&スネルと豪華移籍3本柱あるぞ!

[ 2021年1月15日 05:30 ]

パドレスが田中(右)の獲得調査を行っていることが明らかになった。今季、ダルビッシュ(左)とチームメートになるか
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 大型補強を進めるパドレスがヤンキースからFAになった田中将大投手(32)の獲得調査を行っていると13日(日本時間14日)、複数の米メディアが報じた。カブスから移籍したダルビッシュ有投手(34)と親交が深いことや、ヤ軍時代に師事したラリー・ロスチャイルド投手コーチ(66)が昨季から投手コーチを務めることもプラスに働くと指摘した。

 18年のサイ・ヤング賞左腕のスネルに、昨季初の最多勝に輝いたダルビッシュ。エース級を次々と獲得するパドレスがさらなる先発投手の補強に動いている。第一報を伝えたスポーツ専門サイト「ジ・アスレチック」の名物記者ケン・ローゼンタル氏は情報筋の話として「パ軍の獲得候補の一人に田中が含まれている」と記した。

 パ軍は昨季37勝23敗で地区2位に入り、14年ぶりにプレーオフ進出。22歳のスター候補タティス、主砲マチャドら野手は充実しているため、球団初のワールドシリーズ制覇を目指して先発投手の大補強を敢行した。その補強の目玉となったダルビッシュ&スネルのダブルエースが軸となるが、3番手として期待される右腕ラメットの右上腕の故障の回復が思わしくないとみられ、巨人に残留した菅野がポスティングシステムによるメジャー移籍を目指した際にも獲得に動いていた。

 さらに、ローゼンタル記者は田中がパ軍に移籍するプラス材料として「ダルビッシュとラリー・ロスチャイルド投手コーチとつながりがある」と指摘した。ダルビッシュとは楽天時代から親交が深く、昨季パ軍の投手コーチに就任したロスチャイルド氏とはかつての師弟関係だ。田中がヤ軍に入団した14年から6シーズン、投手コーチと選手の間柄で指導を受け、厚い信頼関係を築いていた。

 大リーグ公式サイトは19年まで6年連続の2桁勝利を挙げ、メジャー通算78勝を誇る田中を「質の高いイニングを稼げる先発を探すチームにとって、複数年契約を結ぶ有力な候補」と評価した。世界一を狙える戦力が整いつつあるパ軍に田中が先発の一角として加わるか。米メディアも注目している。

 ▽田中とダルビッシュ 08年北京五輪、09年WBCの日本代表でチームメート。メジャー移籍後も交流を重ね、オフには日本で合同自主トレを行ったこともある。17年6月23日にはメジャーで初の先発対決が実現し、ダルビッシュ(当時レンジャーズ)が7回無失点、田中が8回無失点と名勝負を演じた。田中は2学年上のダルビッシュについて敬意を込めて「2歳違うけど、同世代という感じ」と話している。

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