2年目の飛躍は「新相棒」とともに 阪神・井上は大谷モデルのバットで開幕1軍目指す

[ 2021年1月13日 05:30 ]

大谷モデルのバットで飛躍を誓う阪神・井上
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 新たな「相棒」とともに2年目の活路を開く。阪神・井上広大外野手(19)が、大リーグのエンゼルスで活躍する「大谷モデル」のバットを発注したことを明かした。

 
 「大谷翔平さんのバットを使いたいと(メーカーに)頼みました。身長が高くて手足も長いし、自分と体格が似ているので」
 
 自身は1メートル87、97キロで大谷は1メートル93、95キロとともにビッグサイズ。大谷モデルはヘッドが利きやすいようにバットの先端が太めでグリップが細く飛距離が出やすいのが特長で、長距離打者の井上には適した型といえる。年明けに用具提供を受けるアシックス社の担当に発注した。納入時期は未定だが、開幕1軍を目指す沖縄・宜野座キャンプで感触を試していくことになりそうだ。
 
 道具には強いこだわりがある。昨夏には広島・鈴木誠モデルのバットを試したが、合わなかった。現在は履正社の2学年先輩にあたるロッテ・安田と同タイプを使用している。
 
 年始の自主トレは母校グラウンドで行い安田や3学年上のヤクルト・寺島と顔を合わせた。昨季113試合に出場し4番も打った、同じ強打者の安田からは「ファームで結果を残しても意味がない。1軍で残してなんぼや」と激励されたという。
 
 井上自身は昨季、ウエスタン・リーグでは69試合で9本塁打、36打点を記録も、1軍では6試合出場で11打数1安打の打率・091、1打点、本塁打なしに終わった。
 
 「(1軍に)上がるためにはファームの成績も必要ですけど、やっぱり上で打ってなんぼなので」
 
 飛躍するには、自身の成長はもちろん、新相棒を使いこなすことも重要な要素。「動けていますし(体調は)いいと思う」と調整は順調そのもの。プロ入り2年目で真価を発揮した本家同様のジャンプアップを目指す。 (長谷川 凡記)

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