広島・上本 来季の先発出場増に意欲 「寂しい」引退の兄・博紀氏の無念背負う

[ 2020年12月27日 05:30 ]

広島の上本
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 広島・上本が26日、来季の先発出場増に意欲を示した。打撃で一定の進化を遂げた今季は、8年目にして自己最多の14試合に先発。「増やしたい。人には役割があるけど、野球をやっている以上はスタートから出たい」と言葉に力を込めた。

 阪神に在籍した4歳上の実兄・博紀氏が現役引退を表明。「こうなると寂しい。真面目でガムシャラな人。あの体でよく12年間もやったと思う」と感慨深げ。振り切りでバットを放る姿態がそっくりで「打撃だけ見ていたので自然にマネたんだと思う」と苦笑する。

 現役を続けたかった兄の無念さを思い、必死にバットを振り込むオフ。「打たないと試合に出られない。力強いスイングを身に付けたい」。守備走塁のバックアップにとどまらず、スキあらば主力を脅かすつもりだ。(江尾 卓也) 

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