巨人 ドラ1平内に斎藤雅樹の背番「11」を用意 脇谷スカウト あの右腕と「球威や立ち姿がダブる」

[ 2020年10月31日 05:45 ]

<巨人1位指名あいさつ>原監督の直筆の色紙を手に笑顔の亜大・平内(撮影・吉田 剛)
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 巨人がドラフト1位指名した亜大・平内龍太投手(22)に背番号11を用意していることが30日、分かった。11は3度の沢村賞を獲得した平成の大エース斎藤雅樹が12年間背負った番号。近日中に発表する。

 平内はこの日、東京都武蔵野市の亜大キャンパスで大塚淳弘球団副代表編成担当らから指名あいさつを受けた。「先発として10勝を挙げる投手になってほしい、と言っていただいた。1年目から1軍でローテーションを守れる投手になりたい」。最速156キロ右腕は、真っすぐな目で未来を見据えた。

 平内は27日の東洋大戦では9回1失点で、完投能力をアピール。かつて11番を背負った斎藤は通算180勝を誇るだけでなく、11試合連続完投の日本記録を持つ。18年に上原浩治がつけ、引き継いだ山口俊が19年オフにメジャー移籍後は、11は空き番となっていた。

 大塚副代表は「1年目から2桁勝ってもらいたい」と期待。1メートル85の長身右腕について、原監督はドラフト時に「(菅野)智之2世」と評した。担当の脇谷亮太スカウトは、ソフトバンクでエースだった斉藤和巳と「球威や立ち姿がダブる」と期待を寄せた。

 球速160キロを目標に掲げ「フォーム的にも安定して体の切れが出てきた」と実感する。原監督からはサインの入った色紙などを贈られ「実感が湧いてきた」と実直に話した。

 ≪ダルの“師匠”動画で筋トレ≫平内は剛球と体力強化につながる「趣味」も明かした。「一番勉強になっているのが山本先生」。格闘家やカブスのダルビッシュらトップアスリートの指導を行っている51歳のボディービルダー・山本義徳氏の動画を見ながら、筋力トレーニングに励む。1日4回のプロテイン摂取も欠かさない。

 ◆平内 龍太(へいない・りゅうた)1998年(平10)8月1日生まれ、兵庫県明石市出身の22歳。錦が丘小から野球を始める。魚住東中では軟式野球部に所属。神戸国際大付では1年秋からベンチ入りも甲子園出場なし。亜大では1年秋からリーグ戦に登板し、通算5勝5敗。1メートル85、90キロ。右投げ右打ち。

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