西武・小関外野守備走塁コーチ 思い出のライトスタンド

[ 2020年10月31日 11:36 ]

右翼席を初めて訪れた西武・小関外野守備走塁コーチ
Photo By 提供写真

 西武は31日、小関竜也外野守備走塁コーチに関するトピックスを公開した。

 98年に新人王を獲得し、移籍する05年まで主に右翼手だった小関には、右翼席はライオンズファンを最も身近に感じる場所だった。

 現在、外野芝生席はメットライフドーム改修計画の一環で工事中。来季は、当時からの姿が変わってしまう。その前に小関は思いが残る右翼席へと向かった。

 当時のライオンズファンの忘れられない思い出がある。「いつも観戦に来ていた子がいて“僕の目標の選手です”ってボードを掲げてくれていたんだよ」と懐かしく振り返った。94年に入団し、02年には松井稼頭央と不動の1・2番コンビを形成。右翼席のライオンズファンの声援を背に守備についていた。

 右翼席に足を運ぶのは初めて。急な斜面に驚いたものの「打球が飛んでくるスピードだったり、サヨナラの場面でランナーが走っていく光景は見ていて興奮するだろうね」とファンの気持ちを想像した。

 巨人に移籍後も思い出がある。06年の交流戦。当時も一塁側がライオンズの本拠地。右翼席には「OZEKI 31」のユニフォームを着るファンがいた。「あれは嬉しかったですね」。

 獅子党には思い出がつまった右翼席の今の姿は、今季までしか見届けることはできない。小関にとっても、寂しさが残る右翼席訪問となった。

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2020年10月31日のニュース