巨人・丸 骨折しても“一人5連覇” 次は初の日本一だ「誰よりも日本一に飢えている」

[ 2020年10月31日 05:30 ]

セ・リーグ   巨人3-3ヤクルト ( 2020年10月30日    東京D )

<巨・ヤ>優勝し、会見する丸(撮影・吉田 剛)
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 巨人・丸は「5連覇」を達成した。広島時代の16~18年にリーグ3連覇。移籍した昨季に続き、5年連続Vとなったが、過去4年はCSで敗れた17年を含め、日本シリーズを制した経験はない。「選手の誰よりも日本一に飢えていると思う。前面に気持ちを出していく」と表情を引き締めた。

 この日も好調な打撃で貢献した。6回先頭で二塁打。大城の左前適時打で一時勝ち越しとなる3点目の起点となった。開幕直後の6月は打率1割台に苦しんだが、10月は9本塁打。「優勝請負人」の本領を発揮した。

 優勝会見では原監督が開幕当初に骨折していたことを明かした。5月中旬に痛めた右足親指を骨折していたとみられるが「あんまり話したくない。自分で“やれる”と言った以上、言い訳したくない。実際迷惑かけてしまったが、少しは取り返せればとやっていた」と語気を強める。プロとしての強いプライドを胸に、ここまでチーム唯一の全111試合に出場している。

 次なる目標はチームの日本一。「5度目の正直じゃないですけれど(日本一を)獲れたらいいなと思う」と静かに闘志を燃やした。

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2020年10月31日のニュース