ソフトB・周東が10月18盗塁で球団記録王手 クイック投球確立の時代に歴史的記録への挑戦

[ 2020年10月24日 17:54 ]

パ・リーグ   ソフトバンク1―4西武 ( 2020年10月24日    ペイペイD )

10月に18盗塁を量産するソフトバンク・周東(撮影・岡田 丈靖)
Photo By スポニチ

 ソフトバンクの周東佑京内野手(25)が3回に二塁盗塁に成功。右前打で出塁後、2番の中村晃の打席で二塁盗塁に成功した。これで8試合連続盗塁。球団記録は島野育夫(南海)が73年に記録した9試合連続で、王手をかけた。プロ野球記録は1971年の福本豊(阪急)が記録した11試合連続となっている。

 それだけではない。10月は18盗塁となり、1964年5月に広瀬叔功(南海)がマークした月間19盗塁の球団記録にもあと「1」と迫った。

 月間盗塁記録の両リーグ上位3傑を見ると
 <パ・リーグ>
1位 27 福本 豊(阪急)1972年8月
2位 26 福本 豊(阪急)1972年6月
3位 23 福本 豊(阪急)1972年5月
 <セ・リーグ>
1位 24 柴田 勲(巨人)1967年8月
2位 23 高木守道(中日)1964年8月
3位 21 松本匡史(巨人)1983年6月
21 緒方孝市(広島)1995年9月

 といずれも20世紀の記録が上位を占める。特に通算1065盗塁のプロ野球記録を持つ福本は1972年に106盗塁を記録した。だが、投手のクイックの技術や捕手のスローイング技術が確立されている現代の野球で、盗塁を積み重ねる周東の価値は計り知れない。

 01年以降の月間盗塁記録上位を見ると、
1位 19 赤星憲広(阪神)2004年8月
2位 18 周東佑京(ソフトバンク)2020年10月
3位 17 赤星憲広(阪神)2004年9月
   17 青木宣親(ヤクルト)2006年5月

 と単独2位となっている。今月は6試合残されている。リーグ優勝へ歩を進める中、21世紀初の月間20盗塁、そして歴史的記録への挑戦となる。

続きを表示

2020年10月24日のニュース