虎党が選ぶ9月MVPは月間9発の大山 13日からは“得意”のナゴヤDで量産期待 単独キング浮上なるか

[ 2020年10月13日 05:30 ]

本塁打王の期待がかかる阪神・大山
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 スポーツニッポンの虎番記者によるSNSとの連動企画「ファンが選ぶ月間MVP」の投票をTwitter上で実施し、大山悠輔内野手(25)が最多1517票を集めて9月度のMVPをつかんだ。月間9本塁打はリーグトップ。巨人・岡本と熾烈(しれつ)な本塁打王争いを繰り広げる待望の和製大砲に虎党からは称賛の声が集まった。13日からの6連戦は今季アーチ頻度の高いナゴヤドームと甲子園。初の単独キング浮上へ期待が高まる。

 大山が9月に残した月間打率・296と24打点はチームトップで、9本塁打はリーグ最多だった。文字通り打線を引っ張った若き主砲が、6割の得票数を獲得してファンが選ぶ月間MVPに輝いた。

 やはり放たれたアーチの数々が、虎党の脳裏からは離れない。『0024』さんは「ナゴヤドームでの逆転満塁弾にしびれました!」と2点劣勢の6回に大台に乗せる20号のグランドスラムを放った18日中日戦の一発を回想。『みかりん』さんは「1カ月に9本はまず数だけでも凄い! 打つ度にチーム、ファンを笑顔にして、良い流れを持っていってくれたのが理由です!」と納得の選出だった。

 やはり、阪神ファンが待ち望むのは86年バース以来のホームラン王獲得だ。『熱烈タイガースファン@東京』さんは「甲子園本拠地の阪神の選手がホームラン争いをしている、この事実に興奮が抑えられません。しかも生え抜きドラ1とか夢ですか!?」と興奮冷めやらぬ様子。『maruichi』さんは「タイガースの選手では34年ぶりとなるホームラン王のタイトル、是非取ってください!期待しています」と願いを込めた。

 宿敵の主砲・岡本と激しく繰り広げられている争いはいよいよ終盤戦へ。虎党が今一番待ち望んでいるのは、5日の巨人戦から4番に復帰した背番号3の本塁打だ。「目の前の試合でどうかってところが一番重要。一戦一戦大事に」と常々語る通りチームの勝利に貢献しようとする姿勢の先に悲願のタイトルは待っているはずだ。

 《今季ナゴヤドームでは約7打席で1本塁打》大山(神)の今季球場別本塁打は甲子園11、マツダスタジアム5、ナゴヤドーム4、横浜スタジアム3、東京ドームと神宮球場1ずつ。何打数に1本の本塁打を打つかを示す本塁打率(打数÷本塁打)は13・40。特に13日から3連戦を迎えるナゴヤドームは球場別で最高の6・75で、量産に期待がかかる。

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2020年10月13日のニュース