阪神・エドワーズ 実戦復帰初戦で153キロ 早期1軍へ「試合勘を取り戻せるように」

[ 2020年8月24日 05:30 ]

ウエスタン・リーグ   阪神0-5中日 ( 2020年8月23日    甲子園 )

<ウエスタン神・中>6回から登板するエドワーズ(撮影・後藤 正志)
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 阪神のエドワーズが復活への一歩を記した。ウエスタン・リーグ、中日戦で0―4の6回に登板。6月19日の巨人戦以来、65日ぶりの実戦マウンドで1回1安打無失点。わずか9球で復帰戦を終えた。

 「少し時間が空いた分、ゲームシチュエーションに慣れていない部分があるから、そこを詰めて試合勘を取り戻せるようにしたいね」

 先頭の石垣を150キロで一邪飛に仕留め、続く渡辺の初球に、この日の最速となる153キロを計測した。2球目を右前打され、次打者・石橋の時に一塁へのけん制球がそれて三進を許したが、後続を中飛、遊ゴロに抑えた。

 右肩のコンディション不良で6月26日に出場選手登録を抹消され2軍で調整を続けてきた。今月19日に実戦形式のシート打撃で久々に打者と対峙(たいじ)し153キロを計測。順調な回復ぶりを示し、この日も問題ない内容だった。平田2軍監督は「落ち着いてたし、制球も乱れてなかった。久しぶりに甲子園で投げられたし、スピードも出ていた。このあとのコンディショニングだけ」と投球自体に及第点を与える一方で、再度の状態不良を避けるべく、慎重な姿勢も崩さなかった。

 この日、神宮でのヤクルト戦では同点の7回に登板したガンケルが決勝点を奪われ、8回からマウンドに上がった岩崎も失点するなど、ここに来て、また救援陣の不安定さが目に付くようになってきた。真夏の連戦で疲労蓄積は明らか。「勝利の方程式」の一人として期待された助っ人右腕の一日も早い再昇格が、今は待たれる。 (須田 麻祐子)

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2020年8月24日のニュース