日本ハム・有原、プロ自己最速タイ155キロ圧巻投! 「必死だった」6回ピンチでギアMAX

[ 2020年8月22日 19:10 ]

パ・リーグ   日本ハム5―1楽天 ( 2020年8月22日    札幌ドーム )

<日・楽>日本ハム先発の有原(撮影・高橋茂夫)
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 剛球でねじ伏せるらしさが戻ってきた。日本ハム・有原航平投手(28)が7回を6安打1失点で3勝目を挙げ、チームの連敗ストップに貢献した。

 唯一のピンチとなった6回無死満塁でギアをMAXに上げた。楽天・鈴木大地(31)の初球と4球目にプロ自己最速タイの155キロを2度計測。二ゴロに打ち取り、最少失点で切り抜けた。

 「真っすぐでしっかり押し込めることができた。変化球も低めに決まったし、そのコンビネーションが良かった」。気持ち良く汗を拭うと、満塁の場面にも「あそこで2、3点取られると流れが変わるので必死だった」と振り返った。

 今季は自身2度目の開幕投手を任されながら3連敗と負けが先行したが、前回15日のロッテ戦から2連勝と調子は上向きだ。直球に加え左打者の懐を突くカットボール、右打者の内角をえぐるツーシーム、緩急を生かしたチェンジアップがさえまくった。

 ただ栗山英樹監督(59)の評価は右腕の潜在能力を認めているからこそ辛口だ。「らしくはなったかな。普通に投げてくれれば、ああいう投球はできる」

 試合後のお立ち台。有原が「次回はあと1イニング投げたい」と控えめに話すと、西川遥輝主将(28)から「あと2イニング(=完投)でしょ」と突っ込まれた。有原は苦笑いしながら「最後までもちろんいきたい」と“訂正”していた。

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