大谷、693日ぶりの復帰登板でまさか…初回1死も取れず降板し5失点

[ 2020年7月27日 05:53 ]

ア・リーグ   アスレチックス―エンゼルス ( 2020年7月26日    オークランド )

アスレチックス戦に先発した大谷だったが…(AP)
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 エンゼルスの大谷翔平投手(26)が26日(日本時間27日)、開幕第3戦の敵地アスレチックス戦に先発した。18年10月に右肘じん帯再建手術(通称トミー・ジョン手術)を受けた右腕にとって、同9月2日の敵地アストロズ戦以来、実に693日ぶりの公式戦復帰マウンドとなった。

 初回、先頭打者・セミエンへの注目の第1球、真ん中低めへの148キロのストレートから入った大谷。2球目、真ん中に入ったストレートを中前に運ばれた。その後、連続四球で無死満塁とされると、4番・オルソンに押し出し四球を与えて先制点を献上。さらに5番・キャンハに右前2点適時打、なおも無死1、2塁からグロスマンにも右前適時打を許した。ここでベンチが動いた。大谷は1死も取れず、30球でまさかの降板となった。

 2番手で登板したアンドリースが、次打者を三ゴロ併殺打に取った間にさらに1点を奪われ、大谷は5失点となった。

 2年ぶりの二刀流復活。「打者」では24日の開幕戦に「3番・DH」で出場し、初回の第1打席に中前打を放ち5打数1安打。第2戦は休養日に充て、この日の「投手」に備えた。オンライン会見では「自分がやりきったと思えれば、それだけ数字も残るしチームも勝つ。(シーズンが)終わった時に、どのくらい満足できているかが数字にも表れる」と改めて決意を示していたが、復帰戦はほろ苦い結果となった。

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