常総学院 新監督に島田直也氏 初陣の相手は日本ハム同期の芝草氏率いる帝京長岡

[ 2020年7月27日 05:45 ]

掃除の指導をする島田新監督(左)
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 茨城・常総学院の新監督に同校OBで、日本ハムや横浜(現DeNA)などでプレーした島田直也投手コーチ(50)が昇格することが26日、分かった。27日の学校の承認を経て正式決定する。退任する佐々木力監督(54)は今後も指導に携わるという。

 「選手の意識改革をして、もう一回新しい常総をつくっていきたい。当然勝つことを期待されていると思う」と話した島田氏が、この日始動した新チームにまず指示したのが、掃除だった。「野球ができる環境に感謝しないと。プレーの質はこういうところに出る」。部員は雨の中、ベンチや部室などを汗を流しながら清掃。この日、部員投票で主将となった田辺広大(こうた)捕手(2年)は「ずっと甲子園に行っていない。変わらないと。挑戦者の気持ちでいきます」と話した。

 島田氏は今年3月に同校の投手コーチに就任。四国アイランドリーグplusの徳島で監督、DeNAでは投手コーチを務めた。「短、中、長期の準備をしていくことが勝つために必要」。選手にはミスをノートに書き出すルールを決めた。ミスが起きた理由を探ることで準備の重要性を理解させる狙いだ。

 春夏計2度の甲子園大会優勝を誇る名門も16年夏が最後の甲子園出場となっている。「新生常総」の初陣は来月9日。日本ハム同期入団で「SSコンビ」として話題を呼んだ芝草宇宙監督率いる帝京長岡(新潟)と練習試合を行う。(柳内 遼平)

 ◆島田 直也(しまだ・なおや)1970年(昭45)3月17日生まれ、千葉県柏市出身の50歳。常総学院では87年に春と夏の甲子園に出場し、夏は準優勝。同年ドラフト外で日本ハムに入団。97年は横浜で最優秀中継ぎ投手を受賞。03年に近鉄で引退した。通算419試合、39勝38敗、防御率3.69。引退後は独立リーグやDeNAで指導した。1メートル75、78キロ。右投げ右打ち。

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