オリックス・T―岡田 推定160メートル弾!「人生一の当たりでした」

[ 2020年6月13日 05:30 ]

練習試合   オリックス3―3阪神 ( 2020年6月12日    京セラD )

8回2死、勝ち越しの本塁打を放つT―岡田(撮影・後藤 正志)
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 存在感を証明する一振りだった。オリックス・T―岡田が放った驚打は、右翼席上段に設置された8階席壁面に直撃。推定飛距離160メートル超の衝撃弾だ。

 「完璧過ぎて初めての感触。逆に気持ち悪いくらい。人生一の当たりでした」

 “京セラ史上最長不倒”かもしれない一打は8回2死無走者で生まれた。1ボールからの2球目、阪神・エドワーズの149キロ直球を一閃。天井をなめるように右翼席へ消えた。昨年8月4日の西武戦で山川が、左翼席上段の看板下へ160メートル級の特大弾を放っていたが、西村監督は「それ以上ですよね、凄かった。あそこまで飛んだのは初めてじゃないですか」と目を丸くした。

 2日から再開した練習試合では、スタメン1番は3戦目。超攻撃的1番について、西村監督は「手応えはあります。開幕後もあり得るということ。1番打者が、より重要になる。大事な打順になると思う」と期待した。

 吉田正、ジョーンズ、ロドリゲスの最強クリーンナップで巻き返しを図る中で、その前後を託されるT―岡田の打棒がチーム浮沈の鍵を握る。「打線として機能しないと好投手は崩せない。自分のスイングをしっかりしていきたい」とT―岡田。昨季1本塁打に終わった生え抜き主砲が、下克上のキーマンだ。(湯澤 涼)

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2020年6月13日のニュース