巨人「東京Dの坂本」3・22以来54日ぶり公開!元気ハツラツ「自然と“前に”という気持ちが出る」

[ 2020年5月16日 05:30 ]

東京ドームでユニホームを着て守備練習を行う巨人・坂本
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 東京ドームのグラウンドに立つと自然と胸が高鳴る。「戦闘服」に身を包んだ巨人・坂本が、ヘルメットにレガースを着用してバットを振る。

 「東京ドームでユニホームを着ると自然と“前に”という気持ちが出てしまいますね」。3月26日から今月10日まで続いたジャイアンツ球場での個人調整は各自トレーニングウエアを着用してきた。

 報道各社が取材自粛を続ける中、東京ドームでの様子が公開されたのは、3月22日DeNA戦以来54日ぶり。同球場では1軍が11日に練習を再開し、12日も使用したが、「3密」を避ける目的もあって球団職員の人数を制限したため、練習内容の公表はなかった。

 坂本はフリー打撃で中堅から逆方向を意識。バットをコンパクトに振り、鋭い打球を連発した。岡本は無人のスタンドに柵越えを放ち「限られた時間の中でしっかり練習ができている。さらに集中して今やれることを一生懸命取り組んでいく」と見据える。中川は座った捕手に40球を投げ込み「(東京ドームでは)自然とペースが上がる。このまま状態を上げたい」と言った。

 元気ハツラツと躍動した1軍ナイン。この日、本拠地を置く東京都の小池百合子知事は、都内の外出自粛や休業要請の解除や緩和に向けたロードマップの概要を公表した。6月中の開幕を目指すプロ野球も練習の強度を上げ一歩ずつ前進する。坂本は「ここ(東京ドーム)でファンの皆さんと早く会いたい」と発信した。(神田 佑)

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