「やらせてあげたいねぇ」春に続いて夏も…堀内恒夫さん、高3球児に心痛 せめて「思い出に残る何かを」

[ 2020年5月16日 21:21 ]

堀内恒夫氏
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 元巨人監督で、野球解説者の堀内恒夫さん(72)が16日、自身のブログを更新。新型コロナウイルス感染予防の観点から、今春の選抜大会に続いて夏の全国高校野球大会開催も中止の見通しとなったことを受け、「やらせてあげたいねぇ」「思い出に残る何かを残してあげたいなぁ」と球児の無念を思いやった。

 「夏の大会もダメなのか。」のタイトルでブログを更新。「3年生にとってこの『夏の甲子園』が3年間の集大成だもんな。当たり前だけど甲子園に出場する49校だけじゃないからね」と特に最終学年に甲子園が春夏とも開催されないという悲しみに直面する3年生球児に思いを寄せると「『不運な年だった』とか『仕方がない』とかそんな言葉で片づけてしまっていいものかどうか」とつぶやいた。

 そして、「野球というスポーツを始めてその先に進むのかここで終えるのか『高校』っていうのはその岐路になる子が多いと思うんだよね」「プロに行きたい子にとっては自分をアピールする場でもあるからね」と高校で野球に区切りをつけてやめる者、大学や社会人、プロに進む者など、それぞれの決断や進路に大きく影響する甲子園大会という存在の大きさに思いをはせた。

 「やらせてあげたいねぇ」と堀内さん。「練習期間を鑑みてのこともあるんだろうけど条件はみんな同じだからね」「判断をもう少し待ってやってはどうだろうか」とした上で「もし夏の大会も無理とそう判断するならば思い出に残る何かを残してあげたいなぁ」としみじみとつづった。

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2020年5月16日のニュース