ソフトB・嘉弥真 4年連続50試合登板へ決意新た「どんどん投げていきたい」

[ 2020年5月16日 05:30 ]

ダッシュする嘉弥真(左は森)(球団提供)
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 ソフトバンク・嘉弥真新也投手(30)が15日、ペイペイドームでの自主練習後にオンラインで報道陣に対応し、試合数が減る今季も、50試合登板を目標に掲げた。2017年から3年連続で50試合以上に登板する左キラーは、開幕からフル回転で3年ぶりのリーグ優勝を狙うチームに貢献する。

 3月28日以来のユニホームが心地良かった。4月9日から始まった自主練習ではジャージー姿で練習に励んでいたが、この日からユニホームでの練習が始まった。ブルペン投球やウエートトレーニングで汗を流した左腕、嘉弥真は「普段は軽い格好でやっていたので、(ユニホームを)着てみたら、いろいろな力が入った」と振り返った。

 福岡県は緊急事態宣言が解除となり、プロ野球は早ければ6月後半に開幕を迎える。度重なる開幕延期で今季の試合数はかなり減ることになる。それでも「50試合」にはこだわる構えを示した。「試合は少ないけど50試合は投げたい。どんどん投げていきたい」と、17年から続く50試合登板の継続を目標に掲げた。

 自主練習期間で気をつけている点については「肩を最初の状態に戻さないように、常に試合で投げられる肩をつくっておきたい。ブルペンの回数もどんどん増やしていく」と、この日からは3日連続でブルペン入りし、連投にも耐えられる体づくりに入る。6月に入れば練習試合など実戦形式の登板が見込まれるが「僕は早く(肩が)できるタイプ。1~2週間で詰めていきたい」と自信を見せた。

 9年目を迎える今季は、左打者へのチェンジアップをテーマに、キャンプから投げ込んできた。数試合の実戦で感覚を取り戻し、シーズンへ向かう。昨年のプレミア12で侍ジャパンにも選ばれ、優勝に貢献し存在感を見せた左腕は「今まで通り、しっかりやってきたことを続けていくしかない。早くファンの皆さまの前で投げたい」と開幕を待ちわびた。

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