元アストロズのボブ・ワトソン氏が死去 74歳 Wシリーズ制覇に貢献した黒人初のGM

[ 2020年5月15日 15:25 ]

2012年時のワトソン氏(AP)
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 大リーグ元アストロズの一塁手兼外野手で球宴に2回出場したボブ・ワトソン氏が死去。14日にアストロズが発表したもので74歳だった。死因は明らかにされていないが同氏は2016年から重度の腎臓病を患っていた。

 ワトソン氏は1966年にアストロズでメジャー・デビュー。ア軍には14シーズン在籍し、メジャーではレッドソックス、ヤンキース、ブレーブスなどで通算1832試合(計19シーズン)に出場して打率・295、184本塁打、989打点という成績を残した。3割以上は4回記録。また1975年5月14日に敵地サンフランシスコで行われたジャイアンツ戦では、メジャー通算100万得点目となるホームを踏んでいた。

 引退後はコーチに転身。アスレチックスの打撃コーチ時代にはホセ・カンセコ、マーク・マグワイアといったスラッガーを育てあげた。

 1993年にアストロズのGMとなり、1995年に同職でヤンキースへ移籍。ワールドシリーズ(1996年)を制した黒人初のGMとなった。

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