阪神・高山 スタメン奪取へ打だけじゃない!走守も磨く!

[ 2020年5月12日 05:30 ]

鳴尾浜球場で自主練習にのぞむ高山(球団提供)
Photo By 提供写真

 カギは「走守」だ。阪神の高山俊外野手(27)が11日、チームの活動休止後はじめて球団広報を通じて取材に対応し、定位置奪取のために課しているテーマを明かした。

 「守ることができないと試合に出続けることができないですし、矢野監督は走塁も大切にしている。走攻守すべてに意識を持っていますが、特に守備と走塁には意識を持って取り組んでいます」

 「走守」で変わり身を見せれば、激戦区において一歩前に出られる。昨季の打撃成績をひもとけば、271打数73安打の打率・269で、出塁率は・336。ライバルにあたる近本(打率・271、出塁率・313)や福留(同・256、347)を上回る数字もある。2人の方が打席数が多く単純比較はできないが、打撃に関して顕著な優劣の差は見当たらない。

 「キャンプで自分の打撃フォームを固めることができたので、この期間で(動画等を見て)過去と比べることはほとんどなかった」

 オープン戦で打率・313を記録したように今春の打撃は順調そのもの。この日は内外野でのノック、打撃練習、ランニングなど約3時間汗を流し技術向上につとめた。

 「野球界だけでなく世界中が大変な状況ですが、今年は勝負の年としてオフから取り組んできました。開幕の見えない状況ですが、まだまだうまくなれる時間が増えたとポジティブに捉えてやっていきたいと思います」

 プレーする姿を見せられる日が来たとき、見る者をアッと言わせるつもりだ。(巻木 周平)

続きを表示

この記事のフォト

2020年5月12日のニュース