川淵三郎氏、センバツ開催を後押し「社会を元気付けることができるのはスポーツであり音楽です」

[ 2020年3月5日 19:49 ]

川淵三郎氏
Photo By スポニチ

 サッカーJリーグの初代チェアマンで、日本サッカー協会会長も務めた川淵三郎氏(83=日本トップリーグ連携機構会長)が5日、自身のツイッターを更新。無観客での開催準備を進める第92回選抜高校野球大会(19日から13日間、甲子園)に世間の理解を求め、大会開催を後押しした。

 日本高校野球連盟は4日に開いたセンバツの運営委員会と臨時理事会において、無観客での開催準備を進めることを決定。最終判断は11日の臨時運営委員会で決めることとなった。

 全国でスポーツイベントが次々と中止され、高校スポーツも他競技は中止や延期が相次いでいる。そのため、インターネット上などでは「高校野球だけ特別なのか」という意見もあり、賛否の声が入り乱れている状態だが「無観客試合は野球だけ特別扱いして怪しからんという声があります。でもこの閉塞感のある社会を元気付けることができるのはスポーツであり音楽です」と川淵氏。「それらは人間が生きていく上において必要な勇気、希望、感動を与えてくれます。病に打ち勝つ為の免疫性を高めてくれます」とし、「勇気ある決断を希望します」とセンバツ開催を希望した。

 川淵氏は前日4日にはツイッターで「選抜高校野球、取り敢えず無観客試合であっても決行となって本当に良かった良かった。その前にプロ野球が普段通りに開催されれば高校野球も可能な限りの対策を講じて観客を入れることも考えられるものね」とつづっていた。

続きを表示

2020年3月5日のニュース