中日・根尾「自分のスタイル」強振貫き2打席連続三塁打

[ 2020年2月17日 05:30 ]

練習試合   中日8-13広島 ( 2020年2月16日    北谷 )

<中・広>8回裏1死一塁、根尾は左越え適時三塁打を放つ(撮影・北條 貴史)
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 中日・根尾が広島との練習試合で2本の三塁打を放ち、今春実戦で初のマルチ安打を記録した。5回から遊撃に就き、6回先頭で九里のフォークを右翼手の頭上に運ぶと、8回1死一塁ではケムナの高め直球を左翼フェンス際まで飛ばして打点も挙げた。

 「風をしっかり頭に入れながら、打てて良かった。複数安打はシーズンで必要になるし、走者がいる場面で打ってこそなので、そこは求めていきたい」

 しっかり振り抜いたからこその快音だった。6回の1打席目はカウント1―1からの3球目に変化球をフルスイングして空振り。その反動で体勢を崩し地面に膝を突いた。それでも「振らないと、相手バッテリーは怖くない」と追い込まれてもバットを当てに行かず、5球目の沈むフォークを恐れず再び強振。強風に乗った打球は振り切ったからこそ伸び、「それが自分のスタイル」と胸を張った。

 守備では逆に風に悩まされた。6回に強風にあおられた小園の飛球を落球。すぐに拾った後の送球もそれ、二塁まで進めた。「もう少し風下に入るべきだった」と反省。与田監督にも「捕らなきゃいけない。エラーはエラー。その後の送球も」と厳しく指摘された。「今日みたいなプレーは流れを悪くする」。2年目の飛躍へ、いまは収穫も課題もすべて貴重な経験値となる。
(徳原 麗奈)

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