高校野球 金属バット性能見直しへ製品試験公開 反発速度など測定

[ 2020年2月17日 17:29 ]

金属製バットの製品試験を行う 「反発性能測定試験機」 (撮影・西川祐介)
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 日本高野連が検討を始めた金属バットの性能見直しを受け、一般財団法人製品安全協会が反発性能に関する規定を設けるための製品試験を17日、都内で実施し、公開した。

 試験用金属バットに圧搾(さく)空気を用いて190キロの硬式ボールを衝突させ、バットに当たるまでの速度や反発したボールの速度などを測定した。

 日本高野連は昨年9月にバットの性能見直しを発表。反発係数を抑制して打球速度を抑えることで、投手を含めた野手にライナーが直撃するなどの事故防止や投手の負担軽減にもつなげたい考えだ。今回の検査はその一環で、この他に木製バットの反発性能を確認して金属バットに求める性能のベースにしたり、米国の反発規制が施されたバットも参考にしながら新基準制定の根拠にする予定だ。

 日本高野連の田名部和裕理事は「製品安全協会だけでなく、高野連でも独自調査をしながら、なるべく早く(新基準の)結論を出したい」と述べた。

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