西武“レオリューション”!「牧田2世」3年目・与座“高速投法”で先発ローテ名乗り!

[ 2020年2月5日 05:30 ]

南郷キャンプ ( 2020年2月4日 )

<西武・南郷キャンプ>打撃投手を務める与座(撮影・尾崎 有希)
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 これが西武の変革、レオリューションだ!3年目サブマリンの与座が第1クール最終日に打撃投手としてフリー打撃に登板。1軍登板なしの24歳が7分間で50球という「高速投法」で先発ローテーション入りに名乗りを上げた。

 下手投げの打撃投手は少なく、打者の目が慣れていない時期ではあるが、鈴木、斉藤誠を相手にテンポ良く投球。安打性は計15本も最速130キロの直球で詰まらせる場面もあった。同じく登板した松本らは7分間で約35球。与座のテンポに対戦した鈴木も「速いよ」と苦笑いしたが「テンポが速いのは打者を揺さぶりたいから。打撃投手はプロ入り後にリハビリ感覚のはあるけど、本格的なのは初。調子は良かった」と胸を張った。

 17年ドラフト5位で岐阜経大から入団。右肘炎症で18年オフにトミー・ジョン手術を受けた。オフに育成契約選手となったが、リハビリが順調に進んだことで昨年11月に再び支配下登録された。かつて在籍していた牧田(現楽天)と同じサブマリンに西口投手コーチは「ローテに入ってもらわないと」と期待する。今季先発候補はニール、高橋光に続く3番手以降の争いは複数投手で激戦。一角に食い込む可能性はある。

 辻監督がキャンプで「みんなにレオリューションを感じる」とうなずいた、その筆頭が与座。背番号44は南郷から飛躍を狙う。(大木 穂高)

 ◆与座 海人(よざ・かいと)1995年(平7)9月15日生まれ、沖縄県浦添市出身の24歳。小学1年時から野球を始める。浦添中を経て沖縄尚学ではサイドスローで3年春夏の甲子園出場。岐阜経大1年時に下手投げに。球種はカーブ、スライダー、シンカーなど。17年ドラフト5位で入団。1メートル73、78キロ。右投げ右打ち。

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