ソフトB工藤監督、祝賀パレードでファンに感謝「力をもらった」

[ 2019年11月25日 05:30 ]

日本一優勝パレードでファンに手を振る(左から)王球団会長、柳田、工藤監督(撮影・中村達也)
Photo By スポニチ

 球団史上初となる3年連続の日本一に輝いたソフトバンクの祝賀パレードが24日、福岡市の中心部で行われた。小雨の降る中、沿道には約25万人(主催者発表)のファンが駆けつけた。工藤公康監督(56)は、来季のリーグ優勝と4年連続日本一をファンに誓った。また同日、ヤフオクドームではファンフェスティバルが開催された。

 小雨が降り強風の中でも、ファンの熱気に変わりはなかった。約25万人が詰めかける中、オープンカー8台、バス2台でのパレードを終えた工藤監督は「雨の中でも凄かった。ありがたかったです」と驚いた様子だった。

 直後にヤフオクドームで開催されたファンフェスティバルでは冒頭のあいさつに立った。「2019年は日本一になることができました。ファンの皆さまの熱い声援のおかげ。本当にありがとうございました」と感謝の言葉を並べると、強い口調で続けた。

 「ただ、2年連続でリーグ優勝はできなかった。我々の目的はリーグ優勝、日本一を掲げてプレーしている。来年こそ、しっかり果たしたい。2020年は、ファンの皆さんとともに優勝を目指したい」

 今季は故障者続出で厳しい布陣を強いられた中、9月まで首位を守ったが、最終的には西武に逆転され、2年連続でリーグ優勝を逃した。それでも「ケガ人も多く苦しんだときも、その分、若い選手が実力以上の力を発揮してくれた」と、甲斐野や高橋礼など若手の成長につながった一年でもあった。優勝を逃した悔しさを胸にCS、日本シリーズでは10連勝で頂点に立った。

 21日に打ち上げた宮崎での秋季キャンプでは若手を中心に厳しいメニューを課した。オフのトレーニングについても個別に課題を与え、戦力の底上げに着手した。「野球で結果を残すことが何より大事。ファンに力をもらって来年も頑張ろうと思った」と工藤監督。17年以来のリーグ優勝、日本一4連覇へ。指揮官は決意を新たにした。

続きを表示

2019年11月25日のニュース