楽天・今江、引退セレモニーで父子対決 「最後の1打席」は息子に軍配 

[ 2019年11月25日 05:30 ]

引退式で胴上げされる今江(撮影・西尾 大助)
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 今季限りで現役を引退した楽天・今江の引退セレモニーが、ファン感謝祭で行われた。幸子夫人と中学2年生の長男・陸斗君が見守る前で涙ながらにスピーチ。陸斗君から「現役最後に1打席、勝負をしてください」とリクエストされ、「今江VS今江」の父子対決が実現した。

 2球目の直球で中飛に封じた息子に軍配。その後、チームメートによる胴上げで背番号と同じ8回、宙に舞った。「引退試合はなかったけど、最後に息子の球を打って野球人生を終われたのは良かった」と笑顔。育成コーチ就任が決まっており「コーチとして素晴らしい選手を育ててきたい」と決意表明し、球団のファン感謝祭では史上最多となる2万1990人の「今江コール」に包まれながら選手生活にピリオドを打った。 (重光 晋太郎)

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2019年11月25日のニュース