初の試み オリックス 秋は投手と野手「分離キャンプ」

[ 2019年10月26日 05:30 ]

 オリックスは11月2日からスタートさせる秋季キャンプを、野手は高知で、投手は大阪・舞洲で、それぞれ行う「分離キャンプ」とすることを決めた。オリックスになった1988年10月以降では初の試みになる。

 西村監督は「1、2軍の同じ担当(コーチ)が来季に向けて選手(状態)の共通認識を持てるように」と狙いを説明。今季は1、2軍で選手の入れ替えが多かったが、2軍からの推薦で若い選手が昇格した際に1軍コーチが実際に見て判断するまでに時間を要した。

 捕手は野手組に組み込まれ、投球練習の相手はブルペン捕手が務めることになる。1988年ドラフト会議でオリックスから1位指名され、オリックス初期を知る酒井育成コーチは「分離は初めて。キャッチボールは広々とできるし、野手に遠慮なくグラウンドで遠投もできる」と話すなど、メリットの多さを強調した。
(田中 貴久) 

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2019年10月26日のニュース