逆転CSへ勝つしかない阪神 4番の一振りで先制点奪取

[ 2019年9月30日 19:30 ]

セ・リーグ   阪神―中日 ( 2019年9月30日    甲子園 )

<神・中>4回1死一、二塁、先制適時打を放ち、ガッツポーズを決める大山(撮影・大森 寛明)
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 大逆転でのクライマックスシリーズ(CS)進出へ、勝利が絶対条件の阪神が先制に成功した。

 4回1死からマウンドに上がった中日2番手・三ツ間から北條がこの試合チーム初ヒットとなる左前打で出塁。福留が四球で繋いで一、二塁の好機をつくると、4番大山が1ボール2ストライクと追い込まれながらも7球目の直球に食らいついた。痛烈な当たりは投手の足下を抜け、中堅前に。二塁走者・北條が生還し、待望の先制点を挙げた。

 9月14日の試合でノーヒットノーランを献上するなど、大野雄からは試合前の段階で16回と2/3イニング連続で無得点が続いていた。この日も3回まで完全投球を許していたが、4回先頭の近本が一ゴロにたおれた段階で大野雄がセ・リーグ防御率ランキングでジョンソン(広島)を抜いて単独1位に。タイトルを確定させるために中日の与田監督は継投を選択した。

 代わったばかりの三ツ間を攻め込み、さらに2死満塁とすると、中谷を迎えた場面で代打・高山。1ボール2ストライクと追い込まれながらも、4球目で三ツ間がまさかの暴投。貴重な2点目を相手のミスからもらう形で、奇跡と呼べる大逆転でのCS進出へ一歩近づいた。

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