オリックス岸田、感謝の引退登板「これからオリックスは強くなる」

[ 2019年9月30日 05:30 ]

パ・リーグ   オリックス5―1ソフトバンク ( 2019年9月29日    京セラD )

9回に登板した岸田 (撮影・奥 調)
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 オリックス・岸田は9回に引退登板に臨み、高田を3球とも直球で空振り三振に仕留めた。涙は最後までこらえて「我慢しました。感謝の気持ちを込めて投げました」とすがすがしい表情で振り返った。セレモニーでは「これからオリックスは強くなります。長いトンネルを抜けようとしています。この先は面白いです」と後輩たちを前にして宣言。来季も何らかの立場で球団に携わる予定で、逆襲を支える意気込みだった。

 ≪T―岡田も涙≫T―岡田が履正社の先輩でもある岸田の引退試合に立ち会うため5月16日以来の昇格を果たし、8回に代打で登場した。空振り三振に倒れた後も一塁に就き、岸田の降板時は涙を流した。登場時には大声援を浴びるなど人気は健在。今季で3年契約を終えて去就を注目される中、「今日に関しては岸田さんの引退試合なので、自分のことはちょっと」と多くは語らずに球場を後にした。

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2019年9月30日のニュース