巨人・丸 優勝請負人としての重圧の中“個人4連覇”「ほっとした気持ち」

[ 2019年9月21日 22:42 ]

セ・リーグ   巨人3―2DeNA ( 2019年9月21日    横浜 )

優勝会見に出席した(左から)岡本、坂本、原監督、菅野、丸(撮影・西海健太郎)
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 巨人の丸佳浩外野手(30)は、移籍1年目で優勝に大きく貢献。昨季まで所属した広島の3連覇に加え、個人としては4連覇となった。

 胴上げに加わった丸は「ここまで苦しかったけど、優勝はいつもうれしい。こんなにたくさん優勝できるとは思っていなかった」と新天地での栄冠を喜び、試合後の会見でも「当然うれしい気持ちもあるし、ほっとした気持ちもある」と吐露した。

 広島での3連覇を経験し、2年連続でリーグMVPとしてFAで巨人入り。大きな期待に重圧もあったが、「重圧というか、野球が始まって、できることを全力でやるしかない、ということはブレずにできたのかな」と語った通り、全138試合に出場し27本塁打に加え85四球89打点、打率.294を記録している。

 さらに「主に3番のことが多かったが、打線になるように、つなげられることを意識した。前に頼りになる勇人(坂本)がいて、後ろにいつもじゃないけれど、大体は頼りになる4番がいた」と冗談めかして語った。

 今季は主に2番に坂本勇人内野手(30)、3番に丸、4番に若き主砲・岡本和真内野手(23)が座る布陣を敷いた巨人。坂本にとって「年下で尊敬できる数少ない選手」という1歳下の丸が3番に座ったことで坂本の負担は減り、今季はこれまで本塁打王争いにも加わるキャリアハイの39本塁打を記録。“サカマルコンビ”の活躍は、丸が意識した「打線」を見事に形成、“優勝請負人”の重責を果たした。

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