宇和島東“牛鬼打線”聖地に爪痕 兵頭大会16号&赤松猛打賞

[ 2019年8月12日 11:43 ]

第101回全国高校野球選手権 2回戦   宇部鴻城7―3宇和島東 ( 2019年8月12日    甲子園 )

<宇和島東・宇部鴻城>5回無死、宇和島東・兵藤は左越えソロを放つ(撮影・井垣 忠夫)
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 敗れはしたが、牛鬼打線復活の予感を甲子園で示した。9年ぶりの夏の甲子園で、宇和島東の7番兵頭が5回に左翼スタンドへの大会16号を記録した。

 「リードされていたので、何とか自分のバットで、ベンチを活気づけようと、一発狙っていました」

 愛媛大会でもチーム本塁打がなかっただけに、甲子園での一打にアルプスも沸いた。2年生の5番赤松も3安打猛打賞。「自分たちらしさは出せたと思う」と胸を張った。

 2014年に67歳で他界した選抜全国制覇の上甲正典元監督から「任したぞ」と後を託され、今年4月に就任した長滝剛監督(39)は「まだまだ力不足。際どいところを投げられるとなかなか打てない。集中力も含めて鍛えないと甲子園では勝てないと感じました」と夏の宿題を持ち帰り、上甲元監督の写真が見守るグラウンドで出直す決意だった。

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