花咲徳栄 2度追いつく粘りも惜敗、指揮官「さすがの中森投手の投球術…あと一本が出なかった」

[ 2019年8月11日 18:58 ]

第101回全国高校野球選手権大会 2回戦   花咲徳栄3―4明石商 ( 2019年8月11日    甲子園 )

<明石商・花咲徳栄>初戦敗退に涙の花咲徳栄ナイン(撮影・北條 貴史)
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 花咲徳栄(埼玉)は3―4でセンバツ4強の明石商(兵庫)に競り負け5年連続の初戦突破はならなかった。

 埼玉大会7試合すべてで2ケタ安打をマークし92得点を叩き出した強力打線は4回1死から2番・橋本吏(3年)、3番・韮沢(3年)、4番・井上(2年)の3連打で満塁とし、6番・羽佐田(3年)は一邪飛に倒れたものの、中井(2年)が押し出し四球を選び先制。1点のビハインドを背負った直後の6回1死満塁から中井の三ゴロの間に3走・橋本吏が生還し同点とした。再び1点を勝ち越された直後の7回1死からは9番・菅原(3年)の左越えソロで試合を振り出しに戻した。

 投げては、埼玉大会でノーヒット・ノーランを達成している中津原(3年)が左横手から切れの良い直球、スライダーを投げ込み、7回3失点と粘投。しかし、8回から登板の2年生左腕・高森が決勝点を奪われ惜敗した。

 岩井隆監督は「甲子園に勉強させてもらった気分です。ちょっとしたことからのほころびや好投手を打ち崩せないとやはり勝てません。打線はあと一本が出ませんでした。相手は厳しいコースにきて、ある程度張ってはいたんですが…さすがの中森投手の投球術だった。あと一本が出ませんでした。単打も出て長打も出てという形になりつつあったんですけどね」と悔しそうに話した。

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