阪神、連夜の逆転劇で鯉退治 借金4に減らす 広島4点差ひっくり返され、巨人と3・5差に

[ 2019年8月11日 21:39 ]

セ・リーグ   阪神6―5広島 ( 2019年8月11日    京セラD )

<神・広>8回1死三塁、陽川の遊ゴロで三走・植田が勝ち越しの生還(捕手・会沢)=撮影・岩崎 哲也
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 4位の阪神が3位の広島に6―5で連日の劇的な逆転勝ちを収め、3カードぶりとなる勝ち越し。借金を4に減らした。広島は連日の継投失敗で7カードぶりの負け越しを喫し、首位・巨人と3・5ゲーム差に開いた。

 阪神は2―5と3点を追う8回、広島4番手・今村の代わりバナを叩いてマルテ、ソラーテの連打で無死一、二塁。続く大山が3連打目となる中越え2点適時二塁打を放って1点差に迫ると、糸原の中前に落ちる二塁打で5―5と追いついた。この糸原の打球が中堅・野間の目の前で大きくワンバウンドした後で野間の頭の上を抜け、カバーに走った左翼・西川の失策も重なって糸原は一気に三塁へ進塁。続く陽川の遊ゴロで糸原の代走に出ていた植田が好走塁で本塁生還を果たして勝ち越し。これが決勝点となった。

 広島は0―1で迎えた2回、無死一、二塁から会沢が中前打を放ち、二走・鈴木の好走塁もあって同点。3回には菊池涼の二塁打で築いた2死二塁から鈴木が中前適時打を放って逆転に成功した。5回には西川の二塁打から2死一、三塁とし、松山、会沢が連続適時打を放って先発・望月をKOすると、2番手・守屋に代わった2球目が暴投となってこの回一挙3点を入れて一時4点リードを奪ったが、4番手・今村、5番手・フランスアが持ちこたえられなかった。

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