【和歌山】智弁和歌山3年連続24回目の夏の甲子園 中谷監督は初の夏聖地「5季連続ということでホッと」

[ 2019年7月29日 15:16 ]

第101回全国高校野球選手権和歌山大会 決勝   智弁和歌山12―1那賀 ( 2019年7月29日    紀三井寺 )

<和歌山大会 ・那賀―智弁和歌山> 那賀を倒し、甲子園出場を決めた智弁和歌山ナイン(右が黒川) (撮影・平嶋 理子)
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 今春選抜8強の智弁和歌山が春夏通じて初の甲子園出場を目指した那賀を下し、3年連続24回目の夏の甲子園出場を決めた。春の選抜も合わせると5季連続の甲子園となる。

 初回に「1番二塁」の黒川史陽(3年)が右越えに先頭打者弾を放って先制。この回3点を奪って試合の主導権を握ると、3回に3点、4回にも2点を追加して試合の大勢を決めた。4回に「8番投手」で先発した背番号「11」の右腕・小林樹斗(2年)が今夏チーム初失点を喫したが、5回2/3を1失点と好投。矢田、中西とつなぎ、最終回は背番号「1」のエース右腕・池田陽佑(3年)が締めて栄冠をつかんだ。

 昨夏の甲子園終了後に高嶋仁氏(73=現名誉監督)の後を継いだ中谷仁監督(40)は、夏の甲子園初采配となる。優勝インタビューでは「高嶋先生がつくってくれたものを引き継いで、5季連続ということでホッとしている。選手が日頃から日本一になるために努力してきたその結果。必ず日本一になるんだ、ということで練習してきた」と声を上ずらせた。

 那賀はプロも注目するエース右腕の谷脇弘起(3年)が最後までマウンドに立ち続けたが、9回12失点と打ち込まれ、悲願達成はならなかった。

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