ヤクルト青木&山田&バレ“ソロい踏み” 広島の連勝ストップ

[ 2019年4月29日 05:30 ]

セ・リーグ   ヤクルト4―2広島 ( 2019年4月28日    神宮 )

3回1死、青木が左越えソロを放つ(撮影・村上 大輔)
Photo By スポニチ

 ヤクルト・青木の一発がチームを乗せた。1点リードの3回1死からジョンソンの外角低めへの139キロカットボールを流し打った。打球は左翼席最前列に飛び込んだ。「入るとは思わなかったけど、ちゃんと捉えることができた。いい感触だった」。5号ソロは日本で通算99号(メジャーは通算33本)。大台に王手をかけた。

 2死からはバレンティンがバックスクリーンへ7号ソロ。5回には先頭の山田哲が中堅へ7号ソロ。25日に同じ神宮で首位・巨人のエース・菅野を3者連続本塁打で粉砕した3人がそろい踏みだ。荒木も含めてソロ4発の4得点勝利は、球団では88年5月31日の阪神戦(甲子園)以来、平成では初。8連勝と波に乗る3連覇中の王者・広島を止めた。

 16日の阪神戦(松山)で右膝付近に死球を受け途中交代した。翌17日の阪神戦(神宮)では試合前の練習を行わず治療に専念するほどだったが、フル出場した。「周りの肉が集まってきてガードしてたから大丈夫」と冗談めかしながらも、決して「痛い」とは言わない。3安打して打率・337はリーグ4位につける。目指すのは史上最高齢での首位打者獲得と令和初のタイトル。2・5ゲーム差の首位・巨人追走へ、チームをけん引する。 (黒野 有仁)

続きを表示

この記事のフォト

2019年4月29日のニュース