木田画伯 「輝星VS柿木」見られたのも加藤コーチのおかげです シーズン中欠かせない1、2軍の連携

[ 2019年2月19日 09:13 ]

木田画伯が描いた加藤コーチ
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 日本ハムの木田優夫投手チーフコーチ(50)による今回の「木田画伯の球界絵日記」は、1、2軍の連携について。16日の1・2軍合同紅白戦はルーキー先発対決で話題を呼びましたが、高卒新人投手がこの時期に実戦で投げられるのも、2軍でしっかり調整ができていたから。現役時代、木田コーチと同時期に日本ハムへ移籍した加藤武治2軍投手コーチ(40)ら2軍首脳との連携は、シーズン中も欠かせません。

 アメリカのアリゾナ州から沖縄に戻ってきて、早くも名護キャンプの1クール目が終了しました。このクールでの話題はなんと言っても16日に行った紅白戦だったのではないでしょうか。

 ファイターズの春季キャンプでは毎年恒例となっているファームのキャンプ地・国頭での紅白戦は、全選手が集まるキャンプ中唯一の機会なので、それだけでも注目されるのですが、今年は新人の吉田輝星投手と柿木蓮投手を先発させたので、より注目されていたように感じました。

 試合後、報道陣にコメントもしましたが、高卒新人の投手がこの日に合わせて調整してしっかり投げてくれたことは凄いと思います。投手コーチとして、今年彼らに一番やってほしいことは一年間ケガをしないで野球をやり抜くことです。そうすればこれからもたくさん試合に投げられるので、それが必ず来年以降につながっていき、将来ファイターズのエース、そして日本を代表する投手になってくれると信じています。

 ただ、これは彼ら2人だけでなく、他の投手全員に言えることで、ほとんどの投手がその紅白戦でしっかり投げてくれて、内容も充実した試合にしてくれたことに感謝しています。僕らは約2週間、アリゾナに行っていたので、その間ファームの練習を見ることはできませんでしたが、荒木大輔2軍監督兼投手コーチ、加藤武治投手コーチ、島崎毅育成コーチと一緒にちゃんと練習してきてくれた成果だったと思います。

 ところで加藤コーチですが、2010年に僕と同じ時期に移籍してきて一緒に入団会見を行い、2年間現役でプレーしました。その後、ファイターズでコーチになり、一度はチームを離れ、国士舘大学で3年間コーチをした後、またファイターズに戻ってきました。そして今年僕がコーチに就任したことで、また一緒にユニホームを着ることになりました。今年、投手陣には「みんなで頑張って優勝するんだ」と言い続けてますが、そのためにも1軍とファームの連携が大切です。加藤コーチ、頼りにしています。よろしくお願いします。 (日本ハム投手チーフコーチ)

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2019年2月19日のニュース