阪神 秋山 20日西武戦で手術後初実戦 開幕へ「逆算して進んでいる」

[ 2019年2月19日 05:30 ]

手術からの復活を目指す阪神・秋山
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 右膝手術からの復活を目指す阪神の秋山が、あす20日の西武2軍との練習試合(東部)で術後初の実戦登板を果たすことが分かった。

 諦めていない逆転の開幕ローテーション入りへ、第一歩を踏み出す。球団関係者の1人も「予定通りなら、そこ(20日)で投げると思います」と明かしたように、逆襲を狙う右腕が、いよいよマウンドに立つ。

 昨年10月に「右膝のクリーニング術」を受けて、慎重にリハビリを進めてきた。年末にはブルペン入りも果たし、1月には捕手を座らせての投球も再開。万全を期しキャンプはプロ4年目の13年以来の2軍スタートも、ブルペン投球を重ねて第2クールの7日に打撃投手を務め、着実にステップを踏んできた。

 第3クールの12日にはシート打撃にも登板。打者9人と対戦し、3安打3奪三振と悪くない内容に「問題なく投げられた。これから精度を上げられるように。体に関しては順調」と手応えを得ていた。同時に口にしたのは、開幕1軍への思い。「一応、(開幕へ)逆算して進んでいる」とプランを描いていた。

 初実戦のスケジュールが確定したことは、経過が順調であることの証。20日は1〜2イニング程度と見られるものの、開幕を見据えて、そこから更にギアを上げていくには、大きな試金石となりそうだ。

 先発陣はメッセンジャー、西、ガルシアの3人が確定で、残り3枠を、若手が競う様相。沖縄組の藤浪、才木、望月、岩貞らが中心となって競争を繰り広げてはいるが、今後の実戦で結果が伴わなければ、秋山も含め2軍メンバーにもチャンスは出てくる。当面は、3月中に先発で5〜6イニングを投げることが昇格の目安となりそうだ。

 「野球人生の分岐点」と位置づける1年は、我慢のスタート。じっと“その時”を待ち、好機を一気にモノにして見せる。

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2019年2月19日のニュース