楽天・由規 故郷での復活へ手応え「気づけば投げられるようになっていたい」

[ 2019年1月20日 16:55 ]

<楽天自主トレ>ブルペンで投球フォームを確認する由規(撮影・沢田 明徳)
Photo By スポニチ

 今季から育成選手として楽天に加入した由規投手(29)が20日、仙台市の楽天生命パークの室内練習場で行っている自主トレを報道陣に公開した。昨季限りでヤクルトを戦力外になり、故郷の仙台から再出発。現在は右肩痛からの復帰を目指してリハビリに励んでいるが、復活に向けて確かな手応えを口にした。

 「新鮮な気持ちでやれている。リハビリをやっていると焦りはあるけど、焦ってもしょうがない。環境が変わってリハビリに対するアプローチも変わってきて、いろいろ試すことも見えている」

 本格的な投球練習は再開できていないが、マウンドからネットに向かって球を投げるネットスローを19日から始めた。「楽天の関場トレーナーの指示を受けながら、着実にステップを踏んでいる。「強度はそこまで上げていない。キャンプに入ればおのずと捕手に対して投げるようになると思う」。再発を防ぐためにコンディションを最優先にしながらフォームを固めることが現段階での大きなテーマだ。焦りがないと言えば嘘になるが、今は「我慢の時期」を過ごしている。

 高校生まで過ごした仙台を拠点にする球団で復活を目指すことに縁を感じている。「地元でやれるのは嬉しい。いつまでというのはないけど、気づけば投げられるようになっていたい」と由規。地元への恩返しのためにも、杜の都で完全復活を遂げる。

続きを表示

2019年1月20日のニュース