阪神ドラ1近本、虎レジェンドから学ぶ「いっぱい話を聞きたい」

[ 2019年1月20日 05:30 ]

鳴尾浜で汗を流す阪神・近本(撮影・後藤 大輝)
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 レジェンドオタクになる!? 阪神のドラフト1位・近本光司外野手(24=大阪ガス)が偉大な先輩の歴史に興味を示した。

 「野球につながるかは分からないですけど、知識として増えていけば、人間として少しは変わるんじゃないかなと思ったりする。少しずつでも勉強していきたいと思う」

 18日夜に生出演したサンテレビ「熱血!タイガース党」では通算1065盗塁の記録を持つ世界の盗塁王・福本豊氏(71=野球評論家)と共演し、「しっかり頑張ってくれ」と激励の言葉をもらった。19日の新人合同自主トレでは通算317勝の鈴木啓示氏(71=本紙評論家)から「自己管理はしっかりしなさい」と助言され、「こういう言葉をいただくのは光栄です」と感激した。

 実は関学大の頃から先人の功績に触れていた。フランス語の授業で「フランスの野球文化」について調べる機会があり、阪神唯一の日本一監督でもある吉田義男氏(85)が1989年から7年に渡って同国代表の監督を務め、野球の発展に尽力したことを知った。大阪ガス時代には都市対抗の歴史や18年の同大会で受賞した橋戸賞の由来を調べたりもした。

 身近なところでは鳴尾浜の寮内には淡路島の先輩でもある鎌田実氏(79)の写真が飾られ、「淡路だけじゃなくて日本一のチームの一員になっていたんだな」と関心を寄せた。「自分にとってもいいことばかりだと思うので、いっぱい話を聞きたいと思う」。あふれる向上心を胸にレジェンドたちの視察が予想される春季キャンプを心待ちにした。 (長谷川 凡記)

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2019年1月20日のニュース