巨人ナイン 丸を歓迎 菅野「自分たちも刺激に」坂本勇「勇気のある決断」

[ 2018年12月1日 06:13 ]

富士山を背に納会ゴルフに臨む菅野(撮影・島崎忠彦)
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 移籍を決断した広島・丸の加入を巨人・菅野は喜んだ。

 「凄く悩んでいたみたいですし、それだけに来てくれることはありがたい。自分たちも刺激になる」。今季は15勝8敗、防御率2・14、200奪三振など圧倒的な成績を残したが、チームは3位に終わり、4年連続でリーグ優勝を逃した。この3年間、頂点に立ち続けた広島。その先頭で引っ張ってきた男の存在からは、大きな刺激を受けてきた。

 2年連続沢村賞のエースは「できることは何でもサポートしてあげたい。頼ってもらいたい」と2年連続MVP受賞の丸を歓迎。2人はともに89年生まれ。戦力外となり、DeNAに加入した中井がチームを離れたため、同学年は小林、田原、高木の4人となった。89年世代に強力な5人目が加わる。「僕らの代は少ないので、同世代でジャイアンツを引っ張っていけたらなと思う」と菅野は力を込めた。

 主将の坂本勇は丸を「日本一のセンター」と称した。その上で「本当に勇気のある決断。心強い。一緒に優勝目指して頑張りたい」と、ともにチームを引っ張っていく覚悟を示した。

 3、4番コンビを組む可能性が高い岡本は「いろいろ学びたい。四球も多いし、出塁率も高い」とリーグトップの130四球、出塁率・468に注目した。自身は今季、史上最年少で「3割30本塁打100打点」を達成したが、選球眼を課題とする。22歳の主砲にとっては最高の教材。丸の存在が手本となり、刺激となって、チームの活性化をもたらす。 (岡村 幸治)

 ▼巨人・阿部(丸と同じ千葉県出身)巨人の違うプレッシャーもある。それを味わって頑張ってもらいたい。

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