ハム西川 3年連続盗塁王だ!来季目標はキャリアハイ「45」

[ 2018年11月23日 07:56 ]

応援大使で幌加内町を訪れ、幌加内小学校の児童らと記念撮影する日本ハム・西川(中央左)と浦野(同右)
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 日本ハムは22日、前日に続いて毎年恒例の「179市町村応援大使」で各選手が道内各地を訪問。西川遥輝外野手(26)と浦野博司投手(29)はそばが名産の幌加内町を訪れ、トークショーなどで盛り上げた。幌加内高校ではそば打ちも初体験。西川は3年連続で盗塁王を目指す来季の目標をキャリアハイの「45盗塁」に設定した。

 幌加内小学校でのトークショー。子供たちの純粋な思いに応えたかった。「来年はいくつ盗塁したいですか?」と質問された西川はリップサービス。「あまり数字は意識しないし、こだわりもないけど、来年は45盗塁できるように頑張ります」と力強く宣言した。

 昨季はチームが5位に低迷する中でリーグトップの39盗塁。今季も6月1日の中日戦で通算200盗塁を達成するなど開幕から着実に数を伸ばし、自身最多の44盗塁をマークして2年連続3度目のタイトルを獲得した。打率・278も、リーグトップの96四球を選ぶなどリードオフマンの役割を果たし、Aクラス入り(3位)に大きく貢献。来季はキャリアハイとなる45盗塁で3年連続盗塁王を狙う。

 幌加内高校では、そば打ちを初体験。今年8月の「全国高校生そば打ち選手権大会」で2連覇を果たした同校の生徒に手ほどきを受けながら、そば粉の「水回し」から「切り」の工程まで器用にこなした。貴重な時間を過ごした西川は「なかなか経験できないことをさせてもらって楽しかった」と笑顔。さらに「同じことを繰り返す我慢強さや忍耐力は野球に通じるものがある。いい経験ができたし勉強になった」と刺激を受けた様子だった。

 9月には最大震度7の北海道胆振東部地震が発生した。西川は「被害があった、なかった、ではなく、みんなが怖い思いを経験した。少しでも元気になってもらえるようにと思って(幌加内町に)来ました」と言葉に力を込める。北海道が誇るスピードスターは、道民への思いも胸に来季も走りまくる。 (山田 忠範)

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2018年11月23日のニュース