レッズ 雄星獲り参戦 編成本部長「獲得競争に参加するのは間違いない」

[ 2018年11月12日 05:30 ]

米ロサンゼルスに到着した菊池
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 西武からポスティングシステムを利用してメジャー移籍を目指す菊池雄星投手(27)が10日(日本時間11日)、米ロサンゼルスに到着した。10日間程度の滞在中に、スコット・ボラス代理人とのミーティングや身体検査に加え、自主トレを行う予定。「シーズンが終わってからしばらく休んでいたので、体をしっかり起こしながら、来季に向けてしっかり調整したいと思います」と話した。

 27歳左腕の争奪戦へ本格参戦する意向を表明したのがレッズだ。ディック・ウィリアムズ編成本部長が「獲得競争に参加するのは間違いない。彼のことは気に入っている。うちのスカウトはスライダーを高く評価している」と話した。4年連続で地区最下位に沈んだ今季、2桁勝利は右腕のカスティーヨ一人だけで、先発左腕の白星は1つだけ。唯一、日本選手を獲得したことがないチームだが、近年はアジア方面の調査も強化し、同本部長は「獲得する準備はできている」と訴えた。

 ボラス氏は全30球団を対象に最高の契約条件を模索する構え。一方で近い関係者によれば、菊池自身は日本人同士で先発枠を争いたくないという思いから、日本選手所属球団を優先させることはないという。レッズは日米野球に出場中の三塁手スアレスを軸に野手陣は充実しつつあり、菊池が再建の重要なピースに待望されている。

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2018年11月12日のニュース