筑陽学園 敗戦も初出場4強 江口監督は涙

[ 2018年11月12日 16:05 ]

明治神宮大会高校の部・準決勝第2試合   筑陽学園2―5札幌大谷 ( 2018年11月12日    神宮 )

 筑陽学園は持ち前の強打が8回まで無安打に抑えられ、9回になんとか2点をもぎとったがおよばなかった。江口祐司監督は相手先発の太田について「相手投手が素晴らしくて狙い球を絞れなかった。制球がもっとアバウトかと思ったが。かなりコースに来ていて、手元で変化した。あたったことがない投手で苦労した」と振り返り、「全国にはこういう素晴らしい投手がいる。良い経験になった」と話した。

 初出場ながら4強に進出。球場には関東でプレーするOBも多く駆けつけ、現役選手からも江口監督を慕う声が多く挙がる。それを聞くと感極まり「うれしい。野球で諦める子を作りたくない。控えでも野球を続けてほしいし、野球だけで判断しないことですね」と涙をぬぐった。

 「新しい一歩を踏み出せたと思う」と江口監督。来春に向けて「すべてにおいてタフにならないと」と見据えた。

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2018年11月12日のニュース