ハム引退の矢野謙次氏がコーチ留学 提携先レンジャーズに 将来指導者で復帰も

[ 2018年11月9日 06:10 ]

今季限りで現役を引退した日本ハムの矢野
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 今季限りで日本ハムで現役を引退した矢野謙次氏(38)が来年も球団に籍を置き、提携先のレンジャーズにコーチ留学することが8日、分かった。将来的に指導者でチームに復帰する可能性もある。

 矢野氏は巨人、日本ハムで主に代打の切り札として活躍。現役16年間、野球に真っすぐに取り組む姿勢を貫き、明るい性格もあって後輩から慕われた。引退試合となった10月10日のロッテ戦をもってチームを離れたが、同13日からのソフトバンクとのCSファーストSでは大田、西川らの打撃をテレビでチェックしてアドバイスを送るなど、最後までチームのために尽力した。

 球団は、そんな矢野氏に対し将来的には指導者として復帰することを期待しており、過去に金子打撃チーフ兼作戦コーチ、今季までバッテリーコーチだった中嶋聡氏(来季からオリックス2軍監督)も歩んだコーチ留学という道を用意する方針。チーム、そして北海道への愛着が強い矢野氏も受諾する意向だ。

 矢野氏は引退を表明した10月に「応援してくれたファンの方々に恩返しできるような第2の人生を歩みたいと思ってます」と語っていた。自身のように熱い魂を持った選手を育成するため、新たな人生をスタートさせる。

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2018年11月9日のニュース